ベートーベンの交響曲第9番の独唱がいつ舞台に上がるか、またどこで歌うか。幾つかのやり方がありますね。
よくあるのは、オーケストラと合唱は最初から舞台に上がり、2楽章終了後に独唱の四人が出てくるというもの。
独唱の立ち位置は指揮者の前に指揮者に向かって女声が下手側、男声が上手側。または、オーケストラの後ろで合唱の前。指揮者に近い位置に立つ場合でも、四人とも指揮者の上手っていうのもあったかな。
以前見たスクロヴァチェフスキ指揮のNHK交響楽団の演奏の場合ははあっと驚いた。
なんと。
第四楽章の冒頭の部分が再度現れるところの直前に、パーカッションの補強組と一緒に弦楽の後ろの下手側に独唱の4人が立った。へえー。
オーケストラの配置も低弦が下手。バイオリンは上手下手に分かれて第二バイオリンが上手だった。4人の独唱者はコントラバスの後ろだったんですよ。こんなの初めて見ました。
第4楽章途中から舞台に上がるということは独唱者は直前までウォーミングアップが出来て良かっただろうと思いますね。第2楽章終了後に舞台に上がると20分以上声が出せませんからね。
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