有楽大黒
「有楽大黒の御縁起」
この大黒様は大江戸の守護神である山王日枝神社の神木によって、大分出身の平野米一氏が昭和初年に謹彫され、当時駅前の「亀八」寿司の主人が秘蔵し、朝夕拝礼して居られました。
第二次大戦の末期、空襲をさけて駅長に贈られ、やがて中央改札口に守護神として鎮座されましたが、このがび日枝神社宮司様の奉仕で鎮座式を執行し、当所に末永く祀られる事になりました。大黒様は古来、福徳円満諸願成就の神、特に飲食を司り、商売繁昌の神として信仰が厚く、ご通行の皆様の安全、幸福をお守りいただく霊験あらたかな神様です。
昭和56年 春 有楽町駅長