2014-09-03

天然記念物 大国魂神社欅並木

天然記念物 大国魂神社欅並木



天然記念物馬場大門けやき並木 石垣完成記念
 馬場大門けやき並木は、康平5年(1062年) 源 頼義、義家父子が奥州安倍一族を平定し、戦勝御礼としてけやきの苗木千本を大国魂神社に寄進したのがけやき並木のおこりだといわれています。
 
 その後、徳川家康が慶長5年(1600年)関ヶ原、慶長19年(1614年)大坂冬の陣、慶長20年(1615年)大坂夏の陣の戦勝御礼に二筋の馬場(南北約600メートル)を大国魂神社に寄進し、さんどうを挟む東西両側の土手にけやきの苗木を植えて並木を整備しました。

 それ以降、長い年月の間にけやき並木は風雨や落雷などによる損傷枯朽のつど補植が行われ、現在では約150本のけやきが今日なお四季折々にその雄大な姿をたたえ、市民にすばらしい憩いの場を提供しております。

 大正13年〈1982年)国の天然記念物に指定され、昭和57年(1982年)に新東京百景、平成6年(1994年)には新日本街路樹百景にも選ばれ、永い年月の間保存の努力が続けられております。

 府中市においても、これまでにけやき並木保全のため植樹帯等をもうけ、並木の保護につともてきましたが、老朽化のため平成5年(1993年)より平成7年(1995年)にかけ保護策の一環として景観整備とあわせ御影石による石垣工事を行い、このほど完成のはこびとなりました。

 これからも由緒ある馬場大門けやき並木が貴重な文化遺産として、人と環境にやさしい活力にみちたまち、水と緑が似合う府中市のシンボルとして、市民の皆様に末永く親しまれることをねがうものであります。

平成7年4月吉日
府中市長 吉野 和男 




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