碑文書き起こし
天の英霊に捧ぐ
限りなき蒼壁の涯に夢を追いし少年の日 国家興亡の命運を知り 率先 空への道を拓く。選ばれては陸軍航空の重責を担い、武窓に入りては、操縦通信整備の特技を修む。出でては異郷千里、征旅倥偬の日を過ごす。進みては特別攻撃隊員として玉砕、或は空戦に爆襲火戦に殪れ遺恨病魔に逝く。魂氣いまも勇雲の彼方に在す。
戦争目的の正邪帰趨を問はず、純真な愛國の至情を抱き従順に祖國と民衆のために散華せし兄等よ、安らかに眠れ。
ああ 星霜は往く 離魂妖魔を拂い、この平和を永遠に護り継ぎて、幽勝揺籃の山河いまも明媚たり。この信濃の地に 兄等の芳名と武勲とを子孫に留め、鎮魂の詞を捧ぐ 魂魄心あらば來たりて我等が意趣を饗(う?)けよ
昭和47年5月15日 沖縄復帰の日
元陸軍少年飛行兵第15期生 笹部 武安 撰文
同右 丸山 重雄 謹書
長野県小飛會 建之
裏
設計監理 長野市 株式会社 園建
石工事施工 大町市三日町 柴田石材
https://photos.app.goo.gl/zEDG1DfD9v12MDH42
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