「 市内最古の寺院で、奈良時代の和銅2年(709年)の創建と伝えられ、発掘調査の結果、奈良時代末期には四間×四間の瓦葺きの金堂が存在したことが確認された。
境内の仁王門と鐘楼堂は、文政11年(1828年)に建立されたものである。
遺物には、奈良時代の布目瓦、平安時代の経筒、鎌倉時代の常滑焼骨壺、室町時代の青銅製の梅竹透釣灯篭(国指定重要文化財。東京国立博物館所蔵)、桃山時代の五輪石塔など、貴重なものが数多くある。」
千葉寺の公孫樹 千葉県指定天然記念物 昭和10年11月12日指定
この大きなイチョウは、和銅2年(709年)、僧行基がもたらしたものと伝える。樹高30m、目通り8mもあり、神奈川県鎌倉市の「鶴岡八幡のイチョウ」よりも大きい。樹勢旺盛で地上3mから枝を張り、乳柱がたれているがこれを煎じて飲むと母乳がよく出るようになると伝えられている。
It is said that the ginkgo tree was planted in 709 by a priest named Gyoki and its size exceeds the one at Hachiman Shrine in Kamakura.
「来る年も 八十八か所 巡り来て 此の千葉寺に 心 極楽」 昭和55年9月吉日 小島孝衛
千葉笑
また千葉笑とて、としとごのしはすのつごもりの夜、里人この寺によりつどひ、各おもておほひして、地頭村長などの邪曲事(よこしまこと)よりはじめ、人のよからぬふるまひどもを、あげつらひののしりあふことありといへり、こは人々のおこたりをいさむるわざなれば、筑波嶺のかがひなどには、いといとまされる風俗といふべし。
相馬日記 高田興清(文政元年)
千葉寺や 隅に子どもも むり笑い 小林一茶 (文政6年)
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