2014-12-24

日本青年館

日本青年館の由来

 日本青年館は、明治神宮とは非常に深い関係にあります。大正6年頃、神宮の造営工事が戦争のために難行していた時、全国の青年団員は、勤労奉仕に立ち上がり、見事に完成させました。十万本を数える神宮の森も、当時の青年たちが、全国から持ち寄ったものです。

 この快挙に対して、皇太子殿下(昭和天皇陛下)よりお褒めのことば(令旨)を賜りましたが、感激した青年たちは、記念事業として、自分たちの城である日本青年館の建設を決めました。
 大正の青年たちは、植林作業や土木工事、禁酒、禁煙など、一人一円募金を行って145万円を集め、大正14年、当時としては近代的な施設(ホール・ホテル)を建設いたしました。以来、青少年はもとより、各界各層の宿泊研修、コンサート、公演など、多目的に利用されてまいりました。

 しかし、半世紀を過ぎた建物は、新しい時代に対応できなくなったため
、昭和54年、日本青年団協議会の5億円募金を原資として新館を建設いたしました。総工費58億円を投じた館は、延床面積24,401㎡(約7,500坪)、地上9階、地下3階の施設に生まれ変わり、旧館同様に、多くの人々に利用され、親しまれております。

日本青年館の移築計画について








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